かたらBakatara ba
▼ 第141回 かたらBa
○8名参加(男性4名、女性4名)
○皆さんの近況
・B型作業所に通っている。
仕事は難しいが頑張ってやっている。
早くマスターできるように頑張りたい。
・仕事を始めた。
地元でどのように暮らして行こうか模索している最中。
・2週間は体調が悪い日が続き、仕事量が減った。
少し手持無沙汰でストレスが生じた。
・雨が続いて体調が悪かった。薬の量が増えた。
・仕事が忙しくて、ストレスが溜まる。
家では音楽ばかり聞いている。
・先週事故に遭ってすごくショックだった。
・土日にあるお祭りに出るので、前後の金曜と月曜は有給をとった。 仕事では発作の前兆があり周囲に声をかけて休んだことがあった。
○本日のテーマ:今後の自分像を語る
・将来のことは何も考えていないし心配していない。
今、毎日が楽しい。
・B型の経験を踏まえて今仕事を探しているが、
気持ちばかり焦っている。
周囲の人のことが気になるが、同じ過ちを繰り返さないよう
頑張ろうと思う。
・今A型に通っているので、次のステップを目指して頑張っている。
・同じ失敗をしないよう、めだかに通い体調を整えている。
体調がよくなったら仕事にもう一度チャレンジしたい。
・現在の仕事を引き続き頑張りたいし、スキルアップもしたい。
今出来ていない家のこともやるようにしたい。
・家の事も仕事も人間関係も頑張りたい。
好きな人を作っていけたらいいなと思う。
・今B型だが一般就労を目指してこれから
ステップアップしていきたい。
かたらBaのグループミーティングって何?
某病院ではデイケアのプログラムの中にグループミーティングがあります。5.6人の人数にわかれきめられた議題について意見を話していきます。
めだか工房のかたらBaでは病院のデイケアでおこなうグループミーティングと大きく違う点があります それは同じ病院同士で話すのではなく めだか工房のかたらBaでは複数の病院から参加しグループミーティングをおこなっています。すなわち各病院の情報交換が簡単にできます 例えば 「私の病院ではこうだけど あなたの病院はどうなの?」「私の病院のデイケアではこんなプログラムがあるけど あなたの病院はどうなの?」「今 こんな病院 医師を探しているけどみんなの病院にいるかな?」など意見交換が簡単にできます。それがかたらBaのグループミーティングです。
かたらBaについて
私たちは20代から40代までの地域活動支援センターめだか工房に通っている者です。
私たちは病気、働くこと生活に関する話をするためにまだ少数ですが仲間をつどい語り合う場所
「からたBa」を作りました。私たちはさらなる多くの仲間の意見交換をするために今回皆様に呼びかけることにしました私たち精神疾患等悩みを抱えながら暮らしています。例えば悩み、苦しみ、不安そして
●私だけが病気で苦しんでいるの?
●私の考えっておかしいの?
●親は何で私を理解してくれないの?
●私は仕事をしたい
●友達がほしい
●話を聞いてほしい
「あなたの悩み」を、かたらBaで話してみませんか?
参加者は20代から40代までの心の悩みを持つ当事者とします。
開催日 毎月第1、第3 土曜日(当日が祝日の場合は翌週になることがあります)
予定時刻 13:30分〜15:00分まで
会場 めだか工房
質問などがありましたらお気軽にお問い合わせください。
かたらBaではどんなことを話しているの?
かたらBaで話す内容は過去の例では、親の理解についてはなしあいました。大きく分けて理解してくれる親と理解をしてくれない親がいました。
あるうつ病のYさんの親は、病気に対して理解をしてくれませんでした 当然親の理解がないため自分1人で病院を調べ門をたたき うつ病だと診断されました ですが親は「働け!」「怠けている!」「働く意思がないだろ!」 と毎日罵声を浴びせつづけ 毎日 職業安定所に行ったあかしとして必ずハンコを押してもらってこいと怒鳴られました Yさんは仕方がなく精神状態がひどい中 毎日、職業安定所でハンコを押してもらい 親が帰ってくると Yさんに「今日職業安定所に行ってきたのか?ハンコを見せろ!」とどなられ 泣きながらハンコの印を見せていました そんなひどい生活が長く続きましたが あるきっかけで親が病気に対して理解をしめすことになります それは・・・・・・
ある日 いつものように親から罵声を浴びさせられているときに偶然親との会話の中で精神障害者手帳を持っていることを伝えました そしたら親は、
「おまえこれは身体障害者手帳と同じで国が認めた手帳なのか?」といわれ「うん」と答えました すると この日をさかいにYさんの親は病気をすこしずつですが理解してくれるようになりそれ以来 職業安定所に行ってハンコをもらってこいと罵声を浴びさせられることもなくなりました。
Yさんの体験談は精神障害者手帳によって精神障がいを理解してもらったのはまれなケースだったかもしれませんが このような話が かたらBaで話されました。
同じような病気を持つ当事者たちが意見をあげ親に理解されてないのは自分だけではないと共感してはじめていままで仲間にさえうちあけられなかった自分の体験談をかたらBaという場所でかたることができたと思います。
かたらBaという場所があったおかげで貴重な情報交換ができました。
クリックするとするとリンクします。
かたらBaができるまでの道のり
めだか工房に通っていたメンバーの2.3人の利用者がいつものように作業のあと自由時間を過ごしている
うちにメンバーが何気なく悩みを語りだしたのがきっかけです。それまで病院の先生やデイケア、施設のスタ
ッフ等に自分なりに相談や話をしていました。それでもいろいろ不安があり当事者同士、利用者同士でなけれ
ば話しにくいこともあったので同じような人がほかにもいるのではないかと考えました。語りたくても語れな
い人が たくさんいるのではないかと思い かたらBaという場所を作りました。
かたらBaでは、生活に関する様々な心理理由による障害をDrの見解ではなく当事者同士の経験や体験談
をもとに、双方意見交換をして共有共感し、分かち合う場(Ba)として、かたらBa を設けました。ここ
には当事者同士だからこそ安心して話をすることが出来、互いの新たなる気づきがはかれれば幸いです。
一方では約束事があります。プライバシーに関する他言をしない、相手を批判しない
これらを守って緊張感のほぐれる親近感のある優しい一時を過ごしましょう。
かたらBaの記録
kataraba yama.htmlへのリンク